こんばんは!須田祐樹です!
今日はテレビで何度も取り上げられている「ブロッコリースプラウト」についてお話します。
以前では名前すら聞いたことがないブロッコリースプラウト。今ではたいていのスーパーで購入することが出来ますね。
見た目はカイワレ大根にそっくりなブロッコリースプラウトですが、カイワレ大根とは効果が全く異なります。
ブロッコリースプラウトって何?
スプラウトは日本語で「新芽」を意味します。つまり、ブロッコリースプラウトはあの、モコモコしたブロッコリーが出来る前の新芽ということです。
ブロッコリースプラウトの優れたデトックス効果
ブロッコリースプラウトには優れたデトックス効果があり、体内の有害物質や老廃物を効率的に体外へ排出します。
体内の不要物を排出することにより各器官が活発に活動し、代謝も高まりダイエット効果も期待出来ます。
しかも毎日食べなくとも3日に1回程度食べるだけでその効果が持続すると言われています。
その理由は「スルフォラファン」がブロッコリースプラウトに含まれているからなんです!!
スルフォラファンとは
スルフォラファンは、植物に含まれているファイトケミカルと呼ばれる物質の一種です。ファイトケミカルは炭水化物やたんぱく質、脂質やビタミン、ミネラルや食物繊維に続く非常に重要な物質で、第7栄養素とも呼ばれる大切な栄養素なのです。
スルフォラファンは通常のブロッコリーにも含まれているのですが、100gあたりのブロッコリーには約12mg含まれているのに対し、ブロッコリースプラウト100gには約100mgものスルフォラファンが含まれています。
このスルフォラファンは1日につき約20g摂取するだけで効果があると言われています。
スルフォラファンには抗酸化作用を始めとする、さまざまな効果が確認されているんです。
スルフォラファンの高い抗酸化作用で老化を防止
私たちの体内では、活性酸素と呼ばれる殺菌力の強い酵素が常に生成されています。
この活性酸素は呼吸によって吸引される酸素の内の約2%が活性酸素に変化します。
活性酸素の殺菌力により、体内に侵入した細菌を死滅させます。ですが、この活性酸素が異常に増えることで、老化やがんや動脈硬化などの病気の原因となってしまうデメリットもあるのです。
そこで効果を発揮するのが、抗酸化作用のある食べ物です
ブロッコリースプラウトには抗酸化作用の非常に高いスルフォラファンが豊富に含まれています。
代表的な抗酸化作用(アンチエイジング効果)がある食べ物はビタミンCなのですが、その持続時間が問題です。
ビタミンCは摂取からおよそ4時間ほどでその効果が失われると言われています。つまり、4時間ごとにビタミンCを摂取しないと効果が薄れるという事です。これは辛いですよね。
しかし、同じく抗酸化作用のあるブロッコリースプラウトのスルフォラファンはなんと、約72時間抗酸化作用が持続します。つまり3日に1回ブロッコリースプラウトにを食べるだけで効果が持続するんです。
しかもその抗酸化作用はビタミンCと比べても20~30倍高いと言われています。
抗酸化作用のある食べ物の中では最強クラスですね!
スルフォラファンのピロリ菌減少効果(胃がん抑制効果)
イギリスのジョンズ・ホプキンス大学とフランスの国立科学研究センターの研究結果によると、スルフォラファンにはピロリ菌を除菌する効果があるとわかりました。
ピロリ菌は日本人の約50%の人が保有していると言われている菌で、日本人の死因トップ3にも入っている胃がんの原因にもなる菌です。
実験ではこのブロッコリースプラウトを毎日70g食べる実験を8週間に渡って行い、胃の中のピロリ菌の数を検査しました。その結果、ピロリ菌の数が8分の1にまで減少したという驚愕の結果が現れたのです。
筑波大学でも50人の被験者に同じ実験を行ったのですが、その結果もイギリスのジョンズ・ホプキンス大学とフランスの国立科学研究センターの研究結果と同じく8分の1というデータが出ました。
スルフォラファンの二日酔い防止効果
イギリスのジョーンズ・ホプキンス医科大学とカゴメとの研究結果によると、スルフォラファンには肝機能を向上させる効果があることが分かりました。
アルコールを飲み過ぎると肝臓でのアルコール分解機能が追い付かず、アセトアルデヒドが二日酔いになることは有名ですね。
スルフォラファンは肝機能を向上させ、このアセトアルデヒドの排出機能を促進します。その効果はなんとウコンの約25倍とも言われています。
スルフォラファンのダイエット効果
城西国際大学の太田教授によると、体内の内臓脂肪は肝臓を通して消費されるので、肝機能が低下すると脂肪燃焼効果が衰え、その結果として肥満につながりますと言及されています。
肝臓では糖の分解や脂肪の分解が行われています。肝臓に負担が掛かるようなアルコールの暴飲や、脂っこい食事を続けていくと、肝機能が低下する原因にもなります。
内臓脂肪が蓄積されていくと、動脈硬化やメタボリックシンドロームが促進されてしまいます。
肝機能を向上させ、効率的に痩せるためには、このスルフォラファンを大量に含んでいるブロッコリースプラウトが最適なんです!
スルフォラファンの花粉症抑制効果
暖かくなると花粉の飛散が活発になり、花粉症に頭を抱える人も増えてきます。
東京理科大学とカゴメの動物実験結果によると、スルフォラファンには花粉症を引き起こすIgE抗体の活動を抑制する働きがあることが分かりました。特にスギ花粉による花粉症の症状を緩和することが期待できます。
ブロッコリースプラウトのがん抑制効果
ブロッコリースプラウトにはスルフォラファンのピロリ菌抑制効果だけでなく、「メチルメタンチオスルホネート」と呼ばれる物質も含まれています。
これは唯一、ブロッコリースプラウトにだけ含まれている成分と言われていて、なんとがんになりかけている細胞のがん化を防止し、修復する効果があるんです。
がんを予防する食品は多く存在しますが、がん化しかけている細胞を修復する食材は数えるほどしか存在しません。
ブロッコリースプラウトの食べ方
①生で食べる(加熱しない)
②よく噛んで食べる
⇓理由⇓
ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンは熱に強いのですが、ミロシナーゼと呼ばれる物質は熱に非常に弱い性質があります。
実はスルフォラファンがそのままの形でブロッコリースプラウトに存在しているのではなく、「前駆体」という形で含まれています。
同じくブロッコリースプラウトには「ミロシナーゼ」と呼ばれる物質も含まれているのですが、私たちがブロッコリースプラウトを食べる時にこの「前駆体」が壊れ、ミロシナーゼと結合することによってスルフォラファンが生成されます。
ですので効率的にスルフォラファンを摂取する場合は、サラダなどに混ぜて食べるか、そのままドレッシングをかけて食べるようにして下さいね。
よく噛むことでピロリ菌減少の効果が高まるとも言われています。
ブロッコリースプラウトが苦手な人は便利なサプリも!
成分は違いますが、見た目が似ているカイワレ大根に比べると、ブロッコリースプラウトはどこのスーパーでも購入可能ですが比較的割高です。
僕は昔、カイワレ大根が苦手でした。あの独特の苦みが特に・・・
ブロッコリースプラウトの食感や味が苦手な人も中にはいると思いますので、そんな人には便利なサプリメントも販売されているので、そちらも参考にしてみて下さいね♪
トマトジュースなどで有名なカゴメ食品からも販売されていますよ♪
さいごに
最近よく見かけるブロッコリースプラウト、効果としてがんに良いぐらいはみんなご存知かと思いますが、これほど色々な効果があるのはご存知でしたか?
実のところ、僕も知りませんでした(笑)チョコチョコは食べてはいるのですが(笑)
現代では2人に1人ががんになると言われています。少しでもその可能性を下げるためにブロッコリースプラウトを食べて下さいね♪
以上、すだっちでした(´ω`*)