こんばんは!須田祐樹です!
今日はフルーツの中でも抗酸化作用が高いりんごの意外な効果と食べ方についてお話ししようと思います。今回の内容は「林先生の初耳学」でも紹介され、林先生もご存知なかった内容です!
みなさんは普段、どうやってりんごを食べていますか?
皮のまま丸かじり?それとも包丁で8等分に切って、皮も剥いてから食べていますか?
中にはミキサーでジュースにして飲んでいる方もおられると思います。
僕が海外に住んでいたころは、海外の人はランチと一緒にりんごをそのまま持ってきて丸かじりしていたり、公園で散歩しながら丸かじりしていました(笑)外国人は何をやっても絵になるのが羨ましいです。
ポリフェノールたっぷりのりんごの成分
りんごは医者いらずと言われるほど、昔から重宝されてきた食べ物です。ダイエットに良いだけでなく、さまざまな効果が期待できるフルーツです。
りんごにはビタミンやミネラル、そしてダイエットに嬉しい食物繊維などが豊富に含まれています。さらに皮周辺に含まれているりんごポリフェノールやペクチンは美容にも欠かせない成分です。
最近の研究では、りんごに含まれているりんごポリフェノールの効果でりんごにはがん細胞の増殖を阻止する働きもあることがわかってきています。
また、このりんごポリフェノールには血液をサラサラにしてくれる効果もあるのです。
ポリフェノールと言えばお茶やワインに含まれていることで有名ですよね。
ですがこのお茶やワインのポリフェノールとりんごポリフェノールは若干効果が違います。
また、りんごにはたくさんのカリウムが含まれています。むくみは体内の水分コントロールが上手くいかないことから起こる現象だと言われています。ナトリウム(塩分)を過剰に摂取すると、体がその濃度を一定に保つために水分量を調節(増や)します。(これが学生時代に習った「浸透圧」です。)
これがむくみの主な原因です。カリウムには利尿作用があり、体内に増えすぎたナトリウムを積極的に体外へ排出することができます。
りんごポリフェノールとワインのポリフェノールとの違い
りんごポリフェノールはカテキンやフラボノイド、プロシアニジンなどのたくさんのポリフェノール類と呼ばれている抗酸化物質から成っています。
その中でも強力な抗酸化力を持っているプロシアニジンがりんごポリフェノールの大半を占めています。この強力なプロシアニジンが含まれていることから、一般的なポリフェノールと比べて抗酸化作用が強力で、老化や病気の原因とも言われる活性酸素を除去します。
りんごポリフェノールには血管を丈夫にし、血管の硬化を防ぐ働きもあります。また赤血球を活性化させ、血流を促します。また、コレステロール値を下げたり、通常なら食べ物を胃で消化し小腸で吸収するのですが、この吸収を抑制する働きもあるので、中性脂肪を蓄え(吸収し)にくくする作用もあることがわかっています。
また、りんごポリフェノールは未成熟のりんごの方が成熟したりんごの約10倍のポリフェノールを有していることも分かっています。
りんごの断面が黒くなるのは、ポリフェノールが作用してる
りんごを切ったらすぐに断面が茶色くなりますよね?これって「酸化しやすいんじゃ?」と思われるかも知れませんが、実はその逆です。
これは切られた断面のりんごポリフェノール自身が酸化することによって、中身を酸素から守ります。りんごポリフェノール自身が身代わりになっていると言う事です。
りんごにはペクチンも豊富に含まれている
ペクチンは水溶性食物繊維の1種で、胃や小腸で吸収されることなく大腸に届き、大腸内でオリゴ糖に変化するため、乳酸菌の栄養素となり善玉菌を増やす働きを助長してくれます。それにより腸内環境が整い、女性に多い便秘を解消してくれます。
また、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれるため肥満解消にも効果的です。さらに嬉しいことに、りんごに含まれるペクチンには放射性セシウムを体外へ排出する作用があることがわかってきています。
見逃せないりんごの抗酸化作用(アンチエイジング)
りんごにはアンチエイジング作用のある活性酸素を除去する働きがあります。活性酸素は何もしていなくても体内で増殖し、がんや生活習慣病の原因にもなると言われています。主にストレスを感じたり、アルコールの飲み過ぎやタバコなどが活性酸素発生に拍子をかけてしまいます。
りんごの抗酸化成分を効率よく摂取するためには皮も一緒に食べることがオススメです。皮ごとりんごを食べることによって、皮がないりんごと比べて約2倍ほど抗酸化作用に差があります。
りんごの効果的な食べ方は「焼きりんご」!
りんごを焼く!?と思われるかと知れませんが、焼きりんごは単に美味しいだけでなく、りんごの中の成分を倍増させる効果があります。
焼きりんごはアップルパイの中に入っているりんごと食感が似ているため、初めて食べた!という感覚がないかも知れません。甘みも増してハマるかもしれませんよ!
焼きりんごの特徴はペクチン量が7~10倍
りんごの皮にはペクチンになる前の成分であるプロトペクチンが多く含まれています。これを焼くことで腸内環境を整えてくれるペクチンの量が約7~10倍に増えます。焼かずに電子レンジで温めても効果的とされています。
ポイントは100~120℃以上の熱で調理することです。
さらに、生りんごと比べて焼きりんごは活性酸素の除去効果も更に2倍になることも発見されています。
りんごの皮には意外にもレタス約1個分の食物繊維が含まれていると言われています。ですので、極力皮ごと食べましょう。
りんごの種類はふじりんご、王林、レッドゴールドなど何種類かありますが、その中でも王林がペクチン含有量が最大と言われています。どうせ食べるならペクチンが多く含まれているりんごの方がいいですよね。
ユニークな焼きりんご調理法をご紹介
忙しくてなかなかりんごを焼いてまで食べてられない!って人も多いのではないでしょうか?
簡単に焼きりんご効果を堪能出来る方法をご紹介しておきますね。
焼きりんごの調理法①
・りんごをお好みでカットする(8等分が一番食べやすいです。)
・フライパンに薄くバターを塗り、中火でりんごを焼く。
・うっすら焼き色が付いたらそのままはちみつを少量かけて、ふたをして弱火で2~3分焼く。
・完成したらシナモンパウダーをお好みで振りかけて完成。
焼きりんごの調理法②
・りんごを好みのサイズにカットする。
・フライパンに薄くバターを塗り、中火で焼く。
・裏返してその上にお好みでグラニュー糖をふりかけ、ふたをしてもう5分ほど焼く。
・シナモンパウダーをかけて完成。
焼きりんごの調理法③
・りんごをそのまま(もしくはカットして)電子レンジでしんなりするまで加熱する。
・少し柔らかくなったらはちみつをかけ、ラップをして5~10分続けて加熱して完成。(ラップで蒸すことがポイントです。)
焼きりんごの調理法④
・りんごをお好みにカットする。
・シナモンとバター、さらにラップをかけて電子レンジで5分ほど加熱する。(500w×5分)
・トースターで焦げ目がつくように加熱して完成。
(さらにアイスクリームなどを添えるともっと美味しくなりますね!ただし、カロリー過多には気を付けて下さいね(笑))
焼きりんごの調理法⑤
・りんごの芯をスプーンなどでくり抜き、くり抜いた部分にバターと砂糖を入れて200~220℃に熱したオーブンで25分ほど焼くだけです。(お好みでラム酒を入れても香りが引き立ちます。)
※中まで火が通っているかを確認するために串などで刺してみて下さい。
焼きりんごの調理法⑥
バーベキューで食べる場合は、あらかじめスライスしたりんごをアルミホイルに包んでそのまま網で焼きましょう。(じゃがバターの要領です。)
りんごを丸ごとアルミホイールで包んで焼いても良いですね!
焼きあがったらお好みではちみつやシナモンパウダーを振りかけて楽しんで下さいね。
さいごに
りんごは1食置き換えダイエットなどでも人気ですが、ダイエット効果だけでなく、アンチエイジングや病気予防にも絶大な効果を発揮します。
りんごを調理するとなるとひと手間増えますが、りんごが有する成分を最大限に取り込むことが出来ますので、ぜひチャレンジしてみて下さいね!
当然ダイエットをされている方にもオススメですよ!(調理後のりんごはカロリーアップにはなりますので、その点は注意して下さいね( ;∀;))
もちろん、調理せずに皮ごと丸かじりでも効果はありますよ!
以上、すだっちでした(´ω`*)