こんばんは!須田祐樹です!
みなさん、過食嘔吐や拒食症、摂食障害などの言葉は聞いたことがあるかもしれませんが、「嘔吐恐怖症」は聞いたことありますか?
あまり聞きなれない病名ですが、有名人である仲里依紗さんもこの症状に苦しんでいます。では一体どんな病気でどんな症状なのでしょうか?
途中で僕の意見も入っているので、参考に見て下さい。
仲里依紗さん
嘔吐恐怖症は1人で改善をするのが難しい
嘔吐恐怖症とは、過去に自分自身が嘔吐した際に経験したトラウマや他人が嘔吐したことに強い衝撃を受け、メンタル的にダメージを受け、「嘔吐」と言う行為自体に強い恐怖感を抱いてしまう病気です。
これは一種のパニック障害や強迫性障害とも考えられていて、自分や他人の嘔吐シーンに出くわすと、めまいが起きる人もいます。
食べたら吐くかもしれないという恐怖感にも苛まれ、自然と食事制限を行ったり、嘔吐する可能性がある外食を控えてしまったりするため、日常生活に大きな支障をきたします。
吐く音を聞くだけで恐怖を感じる人も中にはいるようです。
嘔吐恐怖症が悪化すると、あらゆるシチュエーションを避けてしまう
嘔吐恐怖症が悪化すると、「吐く可能性がある状況」や「吐くシーンを見てしまう可能性」の場所を避けるようになってしまいます。
例えば食べすぎ、飲みすぎで嘔吐する可能性が高い飲み会や、ノロウイルスなどが原因で他の患者が吐く可能性がある病院、さらに嘔吐シーンがある可能性があるテレビ番組や映画なども避けがちになってしまいます。
徐々にあらゆるものに対して恐怖感を抱くようにもなってしまいます。バスや電車、そして長距離旅行には欠かせない飛行機でさえ恐怖に思えてくる人もいるようです。
精神的にかなり不安定な状態になることからパニック障害を併発する人も少なくありません。
要は、みなさんがフツーに行えていることがこの恐怖や不安によって出来ない。。。これが嘔吐恐怖症なんです。なので一般的にはなかなか他人には理解しがたい症状です。
でもこの知名度の低い病気に苦しんでいる人もいるコトは頭には入れておいてあげて下さいね。
嘔吐恐怖症になりやすい人は完璧主義者の人が多い
嘔吐恐怖症の原因はハッキリとは解明されていませんが、心配性や完璧主義な人ほどなりやすいと考えられています。完璧に演技などを行わないとダメな状況で「失敗したらどうしよう」という強いストレスを感じ嘔吐してしまい、それがトラウマとなるケースが多いようです。
また、妊娠から来るつわり(嘔吐)で恐怖を感じてしまうこともあるそうです。
ですがその逆で、妊娠時のつわりでメンタル面が強化され、嘔吐恐怖症を克服したというケースもあるのも事実です。
嘔吐恐怖症の治療法は?
現在のところ、まだ治療法としては確立されていません。カウンセリングを受けたり、精神安定剤を処方してもらうと言うのが現在の主流な治療法です。
その中でも「暴露療法」というものがあるそうです。
恐怖を感じる行為に積極的に挑んで、徐々に慣らしていくという治療法です。この療法は特にさじ加減が難しいので、出来れば精神科医の指導の下で行う事が望ましいですね。
堂本剛さんも嘔吐恐怖症?
堂本剛さん
Kinki Kidsの堂本剛さんもこの嘔吐恐怖症という噂もありますが、彼は嘔吐恐怖症ではなくパニック障害と過換気症候群を発症していました。現在はずいぶんマシになっているらしいです。
堂本剛さんのパニック障害とは?
パニック障害は大きく分けて3種類あるとされています。
パニック障害の症状その①:パニック発作
何の前触れもなく激しい動悸や胸の締め付け感、呼吸困難、ふらつきや吐き気といった症状が急に襲ってきて、このまま死んでしまうんじゃないか・・・という不安が頭をよぎる症状です。これを「パニック発作」と呼びます。
パニック障害の症状その②:予期不安
上記のパニック発作が何度も繰り返し起こってしまうことで、この発作に対しての恐怖感や不安感を常に抱いてしまう症状を予期不安と呼びます。
パニック障害の症状その③:広場恐怖
この症状はトラウマにも近い症状で、以前、パニック発作を起こした場所が怖くなりその場所を避けてしまうという症状です。これが原因で外出が困難になる事もあります。
堂本剛さんの過換気症候群とは?
過換気症候群とは、ストレスが原因で突然息苦しくなり動悸やめまい、手のしびれが起こる症状です。症状がひどい人になると、脳への血流が阻害されることによって意識不明で倒れることもあります。一般的にこの症状はおおよそ30分ほどで収まることがほとんどです。
僕なりの嘔吐恐怖症の改善策
※このブログを見ている方の中には、もしかしたら「嘔吐恐怖症の患者様」や「医師」の方もおられるかも知れません。この項目は僕なりの考えを書いていて、専門家の意見ではありませんので、飛ばして貰っても構いません。気分を害されるかも知れませんので、前もってお詫びしておきます。※
僕は精神科医でなければ医者でもないのですが、僕の人柄のせいか、かなり多くの友人のさまざまな相談に乗ったことがあります。(カウンセリングは得意です♪)
中には自殺願望がある友人の相談を受けたり、うつで家から出られない・・・などもありました。
自殺願望の友人の時の相談は「死にたい」と言われたことに対して「ダメ!」や「なんでそんなことを考えるの?」と相手を否定したらダメだそうです。
僕はその時は「そうなんだ・・・。じゃあ死ぬ前に僕と話しよー?」と言って、その話の中で気持ちを落ち着かせてました。
それからかなりの日数をかけて話をしていましたが、その友達は今でも元気にしていますよ。
(後からその友人にも「すだっちはあの時、死ぬのを止めなかったよね。あれって実は精神科医が行う手法と同じなんだよ。その人を引き止めたりしたら絶対だめなんだ」って言われました。)
話を戻します!今回の嘔吐恐怖症に関して上記の「暴露療法」を行うのであれば、僕は信頼のおけるパートナーの協力が絶対条件だと思います。
奥様もしくは旦那様、または彼氏彼女、親子でも構いません。もちろん本当に信用出来る友人でももちろん結構です。
「嘔吐する」という行為自体は恥ずかしいことでも怖いことでもありません。それは当の患者さんたちも頭では理解しているんだとは思うのですが、無意識に「怖い」と思ってしまっているという点を僕らが理解する必要があると思います。
以前、うつで家から出られない人のうつ改善に協力したこともあります。その人は一旦家から出ると、「急に不安になり心拍数が増え、倒れたらどうしよう」「変に倒れて半身不随になったら迷惑をかける」といった「うつ+パニック障害」で悩んでいました。
「僕が一緒についているから、倒れてもどんな状態になっても大丈夫!なんとかしたるから心配しないで!」という事を何度も話して、最初は家の玄関を開けるというトレーニングから行いました。
玄関を開けておく時間を徐々に伸ばして、次のステップは「家から出る」ではなく、「靴を履く」です。そしてまた後日に1歩だけ出る。そして2歩、3歩と本当に少しずつ前進するといった、根気が必要なトレーニングを行いました。
これは専門家の指導の下で行ったのではなく、僕の独断で行ったので、正しい改善策かどうかはわかりませんが、その人は確実に効果が出て、今では近所のコンビニ程度なら僕と2人でならなんとか出れるようになりました。
(その他にもかなり苦労した内容もありますが、卒論のように長くなりすぎるので省略します(笑))
嘔吐恐怖症の患者さんにも「僕(私)がいるから吐いても大丈夫、吐くことなんて本当に普通のことだよ、怖くなんかない!」という事を自分なりの理由をつけて話し、また別のたわいもない雑談を踏まえながら自分のことを信用して貰えるように努力し、いきなり「嘔吐シーン」に出くわいそうな場所に行くのではなく、まずは映画から・・・と言ったように焦らず少しずつ時間をかけて改善していくという方法が一番いいのかなぁと僕は思ったりしています。
恐怖に感じている場所があれば、すぐにじゃなく、最終的にそこに1人である程度の時間留まれることを目標に、少しずつ目的地に近いところまで散歩し、距離を伸ばしてみるといった対策も大事なんじゃないかと思います。
決して急がず、1年もしくは2年かけて改善させる!と言う気持ちがパートナーにとっても大切なんじゃないかなぁと僕は考えています。(僕なら「一生かかってもいいやん!ゆっくり改善してみよう♪」って言うと思います。)
文字ではなかなか伝わらないんですが、こう見えても人をやんわり説得、納得させるのは得意な方なんです(*´ω`*)(笑)
何事もまずは相手の気持ちにならないとダメですよね!
こんなん書いてるけど、すだっちって一体どんな人?
今更ですが、実は僕は小学時代は先生から、中学時代は友達からひどいいじめを受けたことがあります。もともと負けず嫌いな性格なので、引きこもりや登校拒否にはならなかったのですが、人の目をかなり気にするようになりました。「今相手は自分のことをどういう目で見てるのか・・・」など。
その経験があったこそ、上記のような考え方が出来たのかも知れません。
僕に関する詳細情報はまた別の記事で書こうと思っています。
「そんなの興味ねぇよ」って人がいれば、中傷的なコメントは書かずにスルーして下さいねm(_ _)m
さいごに
以上、まとまりの無い内容になってしまいましたが、嘔吐恐怖症ってこんなんなんだ~とか、すだっちってこんな人?ってのが少しでも伝われば幸いです(;’∀’)
今日は重たい内容ですみません( ;∀;)
また見に来て下さいね♪
以上、すだっちでした(*’▽’)