こんばんは!須田祐樹です!
今日は以前ご紹介したペットボトル温灸とはまた違う、こんにゃくを使ったお灸をご紹介しますね♪
みなさん、町の鍼灸院で「お灸」はされたことはありますか?友人は針治療もあわせて受けていました。
これって結構凝りに効くんですよね!
自宅でお灸を行うセットも販売していますが、大抵は火を使うもので、少し危険だったりします。
僕の祖母も家でよくやっていました。
以前、ペットボトルを使った手軽なお灸についてご紹介したことがあります。ホットペットボトルをタオルに巻いてツボ付近にあてがうと言ったものでした。
★⇨ペットボトル温灸は自宅で簡単に出来る肩こり解消法のお灸!
これもかなり効果的なんだけど、今回紹介する物はもっとキッチリ肌にフィットします♪
それは・・・
こんにゃくです♪(⇐えっ・・・)
そんなこんにゃくを使ったお灸のポイントについてお話しますね♪
こんにゃくお灸は人肌の感触と温もり
こんにゃくは人の肌の触感と似ていて、さらに熱の伝わり方も人肌に似ていることから、こんにゃくお灸は非常にリラックスしながら、ツボを刺激出来る方法とされています。
保温持続時間も長く使いやすいことから、慢性疲労や睡眠障害、情緒不安定などにも効果的と言われています。
こんにゃくお灸のやり方
こんにゃくお灸は非常に簡単です。スーパーやコンビニに売っているこんにゃくを1枚買ってきて、それを4等分に切るだけです。
<用意するもの>
こんにゃく1枚
ジッパー付きの保存袋
タオル
<やり方>
こんにゃくお灸の方法その①:4等分
こんにゃくを4等分に切って、表面のぬめりがなくなるまでしっかり洗います。
こんにゃくお灸の方法その②:温める
4等分に切ったこんにゃくを沸騰した鍋などで約2~3分ボイルします。
いちいち鍋でお湯を沸かすのがめんどくさい場合は、少し大きめのお皿に水を張り、その中にこんにゃくを入れて、電子レンジで10~20秒ほど加熱します。
電子レンジで加熱する際は、熱くなり過ぎないように十分注意して下さいね!(ボイルした時も火傷には十分注意して下さいね。)
電子レンジで加熱する際は、こんにゃくがしっかり水に浸っていることに注意して下さい。
こんにゃくが水の表面から出ていると、乾燥の原因になってしまいます。
こんにゃくお灸の方法その③:水気を飛ばしジッパーに
先ほど加熱したこんにゃくをお鍋もしくはお皿から引きあげ、軽く水気を飛ばしてからジッパーの中に入れます。(2つのジッパーに分けて入れるとツボ押しをしやすいですよ)
※このジッパーに入れる工程は無くても大丈夫なのですが、こんにゃくはこんにゃく独自の臭みがあります。この臭みを抑えるためにジッパーの中で密封させます。
こんにゃくお灸の方法その④:タオルで巻く
ボイルしたてのこんにゃくはかなり熱いので、さらにタオルで巻きます。
厚めのタオルだと効果を感じられませんので、薄めのタオルがオススメです。
これで準備は完了です。
あとは治療したい部分のツボに当てて、幹部を温めます。
で次に疲労や凝りに効くツボをご紹介していきますね。
お灸ポイントその①:眼球疲労
スマホやPCを頻繁に使う今の世の中、目の疲れも半端ないですよね。
目の疲れには目薬やのキューピーコーワゴールドなどの飲み薬が効果的ですが、目の周りを覆うようにするホットタオルも効果的です。
ホットタオルはものの1分程度で冷めてしまい、再度温め直す必要があるんですが、このホットタオルの代わりにこんにゃくを巻いたタオルを目の周りにかぶせることで、保温効果が持続します。(約20分持続します)
これにより目の奥の凝りをほぐすことが出来ますよ。
これと同時に眼球をクルクルと回す目のエクササイズを行うとさらに効果的です。
お灸ポイントその②:慢性疲労・情緒不安定のツボ
ホットこんにゃくをへその少し下あたり(へそ下約4~5cm)にある「丹田」と呼ばれている呼ばれるツボの上に置きます。
このツボは関元とも呼ばれていて、気力が集まるツボとも言われています。
ここを温めることで血流がアップし、慢性疲労が改善し、特に女性特有の情緒不安定も解消することが期待出来ます。
お灸ポイントその③:睡眠障害・緊張緩和・リラックスのツボ
手のひらの中心にある「労宮」と呼ばれるツボを温めます。手を軽く握った時に、人差し指と中指の先端あたりにあるツボです。
このツボを温めることによって、手の中心部の血行が良くなり、緊張を緩和することが出来ます。その他の効果としては自律神経の緊張を緩和することも期待でき、その結果、安眠効果もあるとされています。
お灸ポイントその④:首凝り・肩こり・冷え性のツボ
乳頭からそのまま真上に上がった方の上部に「肩井」と呼ばれるツボが存在します。
このツボを温めることによって、肩や首周辺の血流が良くなるだけでなく、全身の血流も促進します。
これにより肩こりや首凝りの解消とともに、冷え性も解消することが出来ます。
お灸ポイントその⑤:体の倦怠感・疲れ改善・不眠症・足の冷えのツボ
足でグーをしてみて下さい。この時に足の裏の中心部から約2~3cm上あたりの部分が窪んでいませんか?
この窪んでいる場所が「湧泉」と呼ばれるツボです。
このツボを温めることで、頭の血行を促進してくれ、体の疲れを取り、倦怠感を緩和してくれます。
また、足の冷え性を解消したり、自律神経を整えてくれる効果もあることから安眠にも効果的とされています。
これら以外にも人の体にはかなり多くのツボが存在します。そのツボを全部押そうと思ったら、それこそこんにゃくまみれになってしまいますが(*´Д`)
気になる方は一度、調べてみて下さいね♪
こんにゃくは繰り返し使える!
こんにゃくは温めるごとに徐々に保水力を失い、小さくなっていきます。でも約8回は使うことが出来ますよ♪
使い終わったこんにゃくはそのまま冷蔵庫保存して下さいね(´ω`*)
使い終わったこんにゃくは捨てて下さいね。「もったいないから」と言って食べてしまうと・・・体調を崩しかねませんよ(´・ω・`)何のためにツボを押したのかわかんなくなってきます(笑)
さいごに:海外でこんにゃくを説明する難しさ・・・
手軽に出来るペットボトル温灸に比べると、ひと手間がかかるこんにゃくお灸ですが、しっかりと体にフィットすることから、ペットボトル温灸よりも効果が高いとされています。
海外ではこんにゃくを売っている店がほぼありませんでした。僕が住んでいたところでは、コリアンマーケットで大概の日本食の材料を入手することが出来るんですが、さすがにこんにゃくは置いていませんでした。。。
1軒だけジャパニーズマーケットがあったので、そこにはこんにゃくがあったんですが、バリ高!!やはり日本の食材は日本国内が安く買えますね!
しかも、オーストラリア人のハウスメイトにこんにゃくを見せたら「これ何?」って言われて、説明するのがめちゃくちゃ難しかったのを覚えています。
みなさんなら、外国人にこんにゃくを何と説明しますか??(笑)
「イモから加工した食品!今から豚汁作るから試してみて」って言ってごまかしました(笑)
僕の作った豚汁はかなり大絶賛され、一瞬で完食されました(;・∀・)(笑)
さいごにしょーもない話を混ぜましたが、この辺で今日は終わっておきますね♪
以上、すだっちでした(*’▽’)