こんばんは!須田祐樹です!
みなさんは一晩に大体何時間の睡眠をとっていますか?
6時間以下の人もいれば10時間近くかそれ以上の人もいると思います。
もともとの体質的にショートスリーパーなのか、生活リズムのせいでショートスリーパーにならざるを得ないのか、それによって大きなリスクが伴います。
今回はそんなショートスリーパーに関して見ていきましょう。
成功者の中にはショートスリーパーも多い!
ショートスリーパー、日本語に直すと短時間睡眠者ですが、一般的な成人の睡眠時間が7時間前後と言われているのに対し、ショートスリーパーの人は6時間以下、中には3~4時間の方もおられます。
芸能人で言えば明石家さんまさんや中居正広さんらがそれに相当します。当然彼らは超人気芸能人なので、スケジュールが常に埋まっているからショートスリーパーになっていると考えている人も多いと思いますが、実は彼らは遺伝的に短時間睡眠でも日常生活に支障をきたさないような体質になっています。
後天性ショートスリーパーは病気のリスクが上がる
生まれ持って短時間睡眠が可能な遺伝子を持っている先天性ショートスリーパーに対し、生活環境で睡眠時間を削らざるを得なくなった後天性ショートスリーパーとは病気のリスクも変わってきます。
一般的な人の睡眠は、脳が覚醒しているレム睡眠と脳も眠っているノンレム睡眠を一定の周期で繰り返しています。それに対して先天性ショートスリーパーの人は深いノンレム睡眠があり、脳が覚醒しているレム睡眠が短い状態を繰り返しており、総合的な睡眠時間が短くてもしっかりとした睡眠を確保できているのが特徴です。
後天的に短時間睡眠に体を慣らしたとしても、このレム睡眠、ノンレム睡眠まではコントロール出来ないので、日常生活にさまざまな弊害を及ぼします。ただ、仮眠を取り込むことで先天性ショートスリーパーの人に近い生活を送ることも可能とされています。
後天性ショートスリーパーになろうとすると脳が休まらない
人はレム睡眠状態の時には脳が起きているので、その間に記憶の整理などを行うと言われています。睡眠時間が短くなると、このレム睡眠が阻害され、次ぐノンレム睡眠にも支障をきたします。しっかり脳が休まらない状態に陥ってしまうのです。そうすると仕事でミスを多発したり、集中力を欠いたりしてとても危険な状態になります。
後天性ショートスリーパーのその他の症状
先述の内容は命の危険性は少ないですが、睡眠時間が短くなると高血圧になりやすくなり血液中の糖分も調整しにくい状態になります。
さらに自分が意識していないうちに眠りに就くマイクロスリープと呼ばれる現象も起きやすくなります。テレビを見ていたり、のんびりしている時はたいして問題ではないのですが、運転中にこのマイクロスリープに陥って大事故を起こす運転手が近年続出しています。
「気付いたら寝ていた」という、睡眠不足の極限状態ですね!
さらに、人はしっかりとした睡眠をとることで成長ホルモンが分泌され、体内組織を再生し、精神的ストレスを緩和させます。これらが的確に行われないと、精神不安定やうつ病を発症してしまいます。
実は自殺者の70~80%はこの睡眠障害を有しているのです。
後天性ショートスリーパーはガンのリスクも増加
睡眠不足により成長ホルモンが正常に分泌されません。成長ホルモンには細胞を再生させ、免疫物質を生成する働きもあります。
後天性ショートスリーパーになった人はがん細胞の発生を抑制するメラトニンと呼ばれるホルモンの分泌量も減り、その結果免疫力が低下し、がんになりやすくなるとも言われています。
後天性ショートスリーパーはダイエットにも逆効果
睡眠時間を削り、活動時間が長くなれば消費カロリー増えるので痩せやすくなるのではと考える人も少なくないようですが、研究によると睡眠不足の人は一般的に空腹になりやすく、睡眠を十分にとっている人に比べて数百キロカロリーも多くのエネルギーを摂取しているという事が判明しています。
要は起きている時間が長いので、「お腹がすいた~」となりやすいってことですね!眠っている間に空腹で目覚めることはあんまりないですしね。
グレリンやレプチンと呼ばれる食欲をコントロールするホルモンのバランスが崩れることによって食欲が増すのが一因だとスタンフォード大学が立証しています。
コロンビア大学では大学生2万人を調査し、睡眠時間が4時間未満の学生は7時間寝ている学生よりも約73%、肥満率が高いこともわかっています。。
さいごに
以上より、健康維持の観点からも一般の人は最低でも7時間前後の睡眠をとることをオススメします。
ダイエットの観点でも睡眠は大切ですね!睡眠中は約300キロカロリーを消費することも出来るんですよ。
規則正しい食生活や睡眠を送って下さいね!
以上、すだっちでした(´ω`*)