こんばんは!須田祐樹です!
今日のテーマは宿便を解消してダイエットにつなげよう!という内容です。
みなさん、ところで「宿便」って聞いたことありますか?まぁその字の通りなんですが、便が腸の中に宿泊している状態です。「便秘」とも取られがちですが、若干ニュアンスが違います。
便秘だけでなく宿便もスッキリさせることによってダイエットにつなげましょう♪
では宿便と便秘の違いとその対策について見て行きましょう♪
便秘と宿便は同じじゃないの?
便秘も宿便も便が腸に残っている状態なので、同じと捉えられるケースが多いです。
便秘と言えば女性に多いイメージですよね?確かに筋肉量が多い男性よりも、腹筋力が少ない女性の方が便秘になりやすいと言われています。
ですが実は便秘と無縁の男性でもこの「宿便」はあるんです。
便秘は便を押し出すための腹筋力が弱かったり、腸があまり活発ではないために便が排出されず腸に残ったままの状態です。
それに対して宿便は筋肉量く、便秘とは無縁の人でも起こる現象で、腸の壁などに便が宿っていて、全てが排出されていない状態のことを指します。
当然、便秘気味の人の方が、多くの便が腸内に宿っているので、この宿便にもなりやすいと言われています。
宿便や便秘の人は、一体どれぐらいの便が溜まっているの?
便秘気味ではない人でもこの宿便の影響で、腸内には常に3~5kgもの便が残っていると言われています。今の体重から3~5kg程度を引いた体重が、便の溜まっていない体重になるんです。そんなにも残っているとは、驚きですよね。
一方、便秘気味の人は4~6kgと、さらに多くの便が腸内に溜まっていることになるんです。腸内にかなり悪影響な気がしますね。では次に宿便の影響について見て行きましょう。
宿便の影響は?
便秘
腸内に便が多く残っていればいるほど、腸が活発に動きにくくなります。腸のぜん動運動が阻害されると、当然便秘が起こりやすくなってしまいます。
代謝が落ち痩せにくくなる
腸内に便が長時間滞在していることによって、便が発酵してしまいます。便が発酵することによって便から毒素であるガスが発生してしまい、そのガスが腸壁を超えて血流に乗って全身の臓器にめぐってしまいます。
このガスが原因で他の臓器の機能も衰えてしまい、ダイエットに大切な代謝の低下につながってしまい、痩せにくい体になってしまいます。
肌荒れや体臭
便から発生した毒性のあるガスが血流に乗って全身に廻ってしまいます。本来ならばおならとして出るガスが、口や毛穴から出てしまうようになり、体臭が悪化してしまいます。
また、毛穴から毒素のガスが出てしまうことにより、肌荒れやニキビの原因にもなってしまいます。
大腸がん
免疫細胞と呼ばれる細胞の大半は腸で作られています。
つまり腸内環境を出来るだけ良い状態に保つことで、免疫細胞を活性化させることが出来、ウィルス等への抗体が強くなり、感染症などの病気にもかかりにくくなります。
また、便が長時間腸内に滞在している状態が続けば、腸内悪玉菌が増え腸内環境が悪化してしまいます。
この状態では腸内悪玉菌が発がん性物質を含む成分を作り出してしまい、最悪の場合、大腸がんが生成されてしまいます。
ダイエットを阻害するだけでなく、大腸がんの危険性も増えてしまう宿便や便秘。次にこれらを解消する方法を見て行きましょう。
宿便を解消する方法
断食
断食を行うことで、常に活発に動いていた胃腸を休ませることが出来ます。休息をとった胃腸は本来の機能を取り戻すことができ、食べ物を効率良く消化し、排泄のデトックス効果を最大限に発揮します。
ただし、断食には注意も必要です。
とにかく何も食べない!というのは危険です。一番よく行われるのは週末の土日の休みを利用した2日間ダイエットです。
ですが、その前日にも気を付ける必要があります。
ダイエット直前は極力消化の良い食べ物を摂るようにし、水分を多めに摂取して下さい。
断食中はフルーツジュースを飲むか、ダイエット用の酵素ドリンクも販売されているので、そちらを飲むようにして下さい。
体内の老廃物を排出する目的でも、水分は多目に摂取して下さいね。
その際は出来るだけ「常温の水」が良いとされています。
断食後にも注意が必要です。断食後は出来るだけ消化に良い食べ物を食べ、1~2日かけて元の食生活に戻して下さいね。
暴飲暴食は避けるようにして下さいね。
断食を行うことによって、断食中は食事を摂っていないにも関わらず、排便が続きます。これは腸内で宿便として残っていた便が排出されている証拠です。
食生活の見直し
食生活の乱れは、腸内環境を悪化させるだけでなく、ダイエットの天敵にもなります。
便秘解消でも言われている内容ですが、出来るだけ食物繊維の豊富な食生活を心掛けて下さいね。
食物繊維を多くとることで、便のかさ増しが出来たり、腸のぜん動運動を促進することが出来ます。腸のぜん動運動が活発になっても宿便の現象は起きてしまいますが、便秘を解消することによって宿便のリスクを低下させることが可能です。
また、乳酸菌やオリゴ糖も腸内善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれるとされています。乳酸菌と言えばヨーグルトを思い浮かべると思いますが、それ以外にも乳酸キャベツなども美味しくて、ヨーグルトの100倍の乳酸菌が含まれているのでオススメですよ。
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腸内洗浄
腸内洗浄は自宅でも行うキットが販売されていますが、本来は医療機関で受ける洗浄です。
専用の器具を使い、腸内に洗浄剤と呼ばれる温水を入れ、便秘だけでなく宿便も効率的に排出することが可能です。
腸内洗浄を行うことで、腸内善玉菌が増えやすい環境が整います。
自宅で腸内洗浄を行うキットもありますが、腸を傷つけたり弱らせたりしてしまう可能性もあり、排便能力を低下させる原因にもなりかねません。
出来る限り医療機関で行ってもらいましょう。
漢方薬
漢方薬は医師が処方する薬とは違い、複数の植物や鉱物などを配合されて作られています。
どの漢方薬を飲んだら良いかわからない場合は、薬局で薬剤師さんに伺って購入しましょう。
マッサージ
一見、便秘や宿便に関係がなさそうなマッサージですが、腸はお腹の外からのマッサージでも刺激を与えることが出来る臓器なんです。
腸を外から刺激することで、腸周辺の血行も促進され、腸の動きも活発になります。
マッサージ方法はかなり簡単で、指先に力を入れながら、おへその周辺を上下左右にマッサージするだけです。
※力を入れ過ぎないように注意して下さいね。
運動
適度な運動によって、腸の動きを活発にすることが出来ます。試しに2、3日で結構ですので、1時間程度のウォーキングを行って下さい。
特に便秘気味の人は「あれ?便秘が解消された?」と思うほど排便が促進されますよ。
どうしても1時間も時間が取れない!という人は30分程度でもOKです。
ウォーキングは有酸素運動の1つで、有酸素運動を行っている間は副交感神経が優位になります。
腸の動きが活発になるのは、この副交感神経が優位に立っていて、リラックスしている状態の時なのです。
注意点!:下剤
下剤を使う時は注意が必要です。下剤は強制的に腸のぜん動運動を起こさせる薬剤です。
何度も薬剤を使用してしまうことで、腸が自らの機能を抑制してしまう可能性があり、ぜん動運動が弱まりさらに便秘になりやすくなってしまいます。
なるべく下剤は使わず、どうしても・・・という時にだけ飲むようにしましょう。
さいごに
宿便という言葉を初めて聞いた人もおられるんじゃないでしょうか?
便が腸内に宿っている状態ではダイエットにも良くなければ、体臭も悪化すると言われると、何が何でも宿便を解消したくなりますね。
なるべく食生活の見直しや運動で排便を促進させましょう。
以上、すだっちでした(*’▽’)