こんばんは!須田祐樹です!
みなさん、普段の食生活に「とろろ昆布」って食べていますか?
ご飯にとろろ昆布、お味噌汁にとろろ昆布、焼きそばにとろろ昆布…な食べ方はしないですよね?( ;∀;)
うどんを食べない限りはなかなか普段の食卓にとろろ昆布が並ぶ機会は少ないんじゃないかな~って思うですが、そんなあまり食べないとろろ昆布には実はダイエット効果があったんです!!
今日はそんなとろろ昆布についてお話しますね♪
とろろ昆布が持つダイエット栄養素
私たちは口から食べた物を胃で消化し、その後、小腸や大腸から脂肪分や糖分として体内に吸収します。
とろろ昆布にはこれらの脂肪分や糖分を吸収しにくくしてくれる効果があるんです。
とろろのダイエット要素その①:アルギン酸で脂肪吸収を阻害し、便秘も改善
アルギン酸は主に海藻類の中に含まれている栄養素です。多糖類に分類され、水溶性の食物繊維でもあります。
代表的な特徴としてはそのヌルヌルとした「ぬめり気」です。アルカリ加熱を行ったり、ナトリウムを加えたりして海藻類から抽出されたアルギン酸は、実は特定保健用食品、通称トクホの有効成分として認められている成分でもあるのです。
その名も低分子化アルギン酸ナトリウム!
・・・聞いたことないですよね( ;∀;)まぁとりあえずトクホの成分の1種と思って貰えればOKです。
アルギン酸は水溶性食物繊維でもあり、その名の通り水によく溶け、胃の中で水分を吸収してゲル状になるのが特徴として挙げられます。ゲル状になることからかなりの膨満感を与えてくれ、長時間に渡って空腹感を抑制してくれます。
また、水溶性食物繊維は小腸や大腸で体内に取り込まれるはずの脂肪分や糖分などを包み込む性質があり、体内に吸収されにくくする性質があります。
これがトクホに認められている効果のうちの1つです!
水分を含みゲル状になった水溶性食物繊維は、大量の水分を含んだまま腸内に届き、便のかさ増しを行うことも特徴の1つで、便秘を改善するのにも役立ちます。
とろろのダイエット要素その②:フコイダンコレステロールを調整やアンチエイジング
とろろ昆布にはフコイダンと呼ばれる成分も含まれています。フコイダンにはアンチエイジング効果やダイエット効果などがあるんです。
まずはダイエット効果!
動物実験をの結果によると、フコイダンには血中の中性脂肪値だけでなく、コレステロール値も低減する効果があることがわかっています。
フコイダンも食物繊維の1種であり、アルギン酸と同じように脂肪分を包み込んで体外排出を促進し、体内に吸収されるのを抑制する効果があります。
また、体内では脂肪酸やグルコース、そしてアミノ酸を原料に酢酸が作られ、その酢酸から胆汁酸と呼ばれる物質が作られます。
この胆汁酸は腸内で脂質の吸収を促す働きがあります。フコイダンはこの胆汁酸も効率的に体外に排出させることが出来、さらに脂質を吸収しにくくしてくれます。
ついでに美容効果(アンチエイジング効果)
フコイダンには老化の原因となる活性酸素の発生を抑制してくれる効果があります。
活性酸素は私たちの体内に侵入してきた細菌を除去してくれる、非常に有益な酵素なのですが、この活性酸素が過剰に発生してしまうと、体内の細胞をも傷つけてしまい、シミやしわなどの老化現象が促進されてしまいます。
とろろ昆布を食べることによって、このフコイダンも摂取出来るので、シワやシミ対策にもつながります。
プチまとめ
とろろ昆布にはこのアルギン酸とフコイダンが含まれていることから、便秘を解消してくれ、肥満の原因ともなる脂肪分や糖分の吸収を抑えてくれるトクホ飲料のような効果があるんです。
でも、1つだけ注意点があります!
とろろ昆布の危険性:食べ過ぎるとヨウ素過多に
便秘を解消してくれ、肥満を抑制してくれるとろろ昆布。「よし!お腹一杯食べよう」とはしないで下さい。
なぜならとろろ昆布にはヨード(ヨウ素)が含まれているからです。
わかめやとろろ昆布などの海藻類には少なからずヨウ素が含まれています。ヨウ素はヨードとも呼ばれ、必須ミネラルのうちの1つです。ヨウ素は糖質やエネルギーを生成するのに役立つ大切な栄養素です。
日本人にはほとんどないと言われていますが、もしヨウ素が不足すると脱毛や貧血、そして成長障害などが起こる可能性があります。また、甲状腺にも異常をきたしてしまい、甲状腺に腫瘍が出来たり機能低下が懸念されます。それ程大切な栄養素なんです。
ですが、ヨウ素を摂りすぎることも成長障害の一因になったり、甲状腺肥大を招いたりすると言われています。
※これについては現在も専門家間の意見が分かれています。ヨウ素の摂りすぎが甲状腺のトラブルを引き起こすとする専門家もいれば、過剰摂取したヨウ素は尿から排出されるため安全とする専門家もいます。※
いずれにしてもどの食材に関しても共通していることですが、過剰摂取は控えましょう。
断続的に大量のヨウ素を摂取することが問題視されていますので、毎日朝昼晩と大量にとろろ昆布を食べていない限りは心配する必要はありませんよ。
とろろ昆布ダイエットの実践方法
ルールその①:週に2~3回でOK!1日5g程度を目安に
ヨウ素の過剰摂取も考慮に入れて、1日の摂取量を5g程度までにしておきましょう。(甲状腺に問題がない人にとってはそこまで気にする必要はありません。)
僕も一時期、とろろ昆布にハマっていた時があって、過剰摂取も過剰摂取、1日に1袋を平らげるほど食べていました。でも甲状腺に全く問題はないですよ♪
ルールその②:ヨウ素の排出を促進する大豆製品と共に
ヨウ素を多く含んでいる食材をを多めに食べる場合は、味噌や納豆、しょう油や豆腐などの大豆製品を一緒に食べることが有効とされています。
大豆製品には尿によって余分なヨウ素を排出する手助けをしてくれます。
以上です。たったこれだけでダイエットに効果的なアルギン酸とフコイダンをしっかり摂取することが出来ます。
とろろ昆布を使ったオススメメニュー
メニュー①:こぶうどん
定番中の定番のとろろ昆布うどんです。画像のようにお好みで梅干しやネギなどを入れてもいいですね!
メニュー②:とろろ昆布のお吸い物
ちらし寿司にも合うとろろ昆布のお吸い物。赤だしにとろろ昆布を入れても美味しいですよね。
メニュー③:とろろ昆布とかつおのだしご飯
お茶漬け風のとろろ昆布&かつおだしご飯、かなり美味しいですよ。とろろ昆布と鰹節をご飯の上に載せ、お好みで梅干しやサケフレークを載せ、その上からお湯をかけるだけで完成です。
メニュー④:とろろ昆布とキャベツサラダ
これもいたって簡単です。ざく切りにしたキャベツに適量の塩で味付けをし、その上にとろろ昆布をまんべんなく振り掛けます。そしてお好みでごま油をかければ完成です。
お好みで豆腐を載せても美味しいですよ!
メニュー⑤:とろろ昆布おにぎり
えっ!?
・・・すみません。ちょっとふざけちゃいました(笑)
とろろ昆布に見えたもんで・・・(笑)
これも定番ですが、コンビニではなかなか売ってないですね。お米の水分で湿気るからでしょうか。
アツアツのご飯に梅干しを入れ、おにぎりを作ったらその上からとろろ昆布でおにぎりを包みましょう。
どこのスーパーでも手に入るとろろ昆布、久しぶりに食べたら病みつきになるかも知れませんよ。
以上、すだっちでした(*´ω`*)